前山A58号墳

墳長19.6mの前方後円墳。
短い前方部をもつ。
後円部は二段築成で、後円部テラス及び前方部墳頂平坦面を円筒埴輪及び石見型埴輪が囲む。
前方部には馬、人物等の形象埴輪が樹立され、東側くびれ部には須恵器大甕が据えられる。
埋葬施設は岩橋型横穴式石室で、玄室長2.5m。
床面には仕切石が設置。
入口からみて左片袖に近い形態は、岩橋型でも古い特徴である。
玄門は扉石により、羨門は石積みにより閉塞される。
出土遺物より六世紀前半の築造とみられる。

平成23年4月29日実施 現地説明会資料



前山A58号墳


玄室 玄門及び床面(東から)


前山A58号墳 前方部頂の埴輪列(西から)



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